枠内の文章で直すべきところは? 意味は分かるけれど日本語として何か引っかかる…もっと適切な言い方があるのでないか…この表現は読む人を傷つけないだろうか…そういった校閲的な視点は、社会のあらゆる場面で役に立ちます。

社会のあらゆる場面で必要とされている校閲の技術。好評の校閲記者によるオンライン講座では、適切な言葉を選ぶ校閲的な視点を実践的に学べます。次回は5/30(日)10:30~12:00です。

 

 毎日新聞校閲センターでは、校閲の技術が学べる講座を実施しています。

 参加してくださっているのは、校正者はもちろん、書く仕事に関わる人、企業の広報担当や秘書、カタログ製作担当、教員や学校司書、税理士、会計監査人など実にさまざま。

 「上司に書類のチェックをよく頼まれる」という声もありました。仕事の基本的なスキルとして校閲を身に付けようという意識があるようです。

 2020年6月以降はオンラインで行っており、国内各地はもちろん、海外からも参加していただけるようになりました。毎回多数の参加をいただき大変好評です。

 

 

 例題に挑戦してみましょう。下の文章で直すべきところはどこでしょうか。

 

答えはこちら
「切り崩して」→「取り崩して」

 

 

 広辞苑によると「切り崩す」は「①高いところを切って低くし、もとの形を失わせる②切り込んで敵の備えをくずす」こと。一方、「取り崩す」は「ためたものを、次第に取ってなくす」こと。貯金は「取り崩す」が適切でしょう。

 ただ、間違いだと断言もできません。2020年12月に出版された「明鏡国語辞典第3版」では「切り崩す」の項目で、取り崩すとの混同から新しく生まれた意味として「預金や貯金から、少しずつ使う」を挙げています。

 

 次回は、校閲の知識を深めたい方や日本語に興味のある方を対象に、適切に言葉を使うためのヒントについてお話しします。

 

 

 日ごろ文章を読んで、あるいはニュースを聞いて、気になる言葉はありませんか。意味は分かるけれど日本語として何か引っかかる…もっと適切な言い方があるのでないか…この表現は読む人を傷つけないだろうか…など。校閲記者である講師が、日々扱っている新聞記事を教材に適切な表現を探ります。

 今回は新型コロナウイルス関連の記事、性別やジェンダーに関わる表現を主に扱います。

 

 

 日本語の使い方に悩んでいる方、ぜひ校閲オンライン講座にご参加ください。

 次回は5月30日(日)の10時30分から12時。受講料は3850円です。ご参加をお待ちしています。

 

 

 

ご参加ありがとうございます

5月30日(日)10:30~12:00 受講料3850円

 

日本語力を磨く 校閲オンライン講座

次回は5月30日(日)の10:30~12:00で、受講料は3850円です。今回の講師は“校閲歌人”の澤村斉美記者。日本全国、世界中どこからでも参加できます。

昨年6月からオンライン化した毎日新聞の校閲講座は大変好評でリピーターも多数。回を追うごとに受講者が増えており前回は約250人でした。

校正・校閲に関心のある人はもちろん、ライターの方や文章を書くことを趣味としている一般の方々にもおすすめします。

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