枠内の文章に直すべきところはいくつあるでしょうか。一字一句を逃さない校閲の読み方や、適切な言葉を選ぶ校閲的な視点。社会のあらゆる場面で役に立つ校閲の技術は、さまざまな仕事の基本的なスキルとして生かせます。

社会のあらゆる場面で必要とされている校閲の技術。好評の校閲記者によるオンライン講座では、一字一句逃さない校閲の読み方や、適切な言葉を選ぶ校閲的な視点を実践的に学べます。次回は2/23(祝)10:30~13:00です。

 

 毎日新聞校閲センターでは、校閲の技術が学べる講座を実施しています。参加してくださっているのは、校正者はもちろん、書く仕事に関わる人、企業の広報担当や秘書、カタログ製作担当、教員や学校司書、税理士、会計監査人など実にさまざま。「上司に書類のチェックをよく頼まれる」という声もありました。仕事の基本的なスキルとして校閲を身に付けようという意識があるようです。

 2020年6月以降はオンラインで行っており、国内各地はもちろん、海外からも参加していただけるようになりました。毎回多数の参加をいただき大変好評です。

 今回は主に経験者の方や一度講座を受講された方を対象に、新聞校閲の豊富な実例を紹介し、実践を通じて校閲のコツについて考えます。

 

 

 校閲記者が講師を務めるこの講座では、一字一句を逃さない校閲の読み方を体験することと、適切な言葉を選ぶ校閲的な視点を学ぶことに重点を置いています。

 例題に挑戦してみましょう。下の文章で直すべきところはどこでしょうか。制限時間は3分です。

 

 いくつ見つかりましたか?

答え合わせはこちら

 

(1)「ずくめ」と直します。「…ずく」も「ず」ですが「…づくし」は「づ」です。

(2)雰囲気は伝わりますが、正しくは「意気込み」。「息」「意気」に「粋」も加えると、使い分けに悩むケースがあります。毎日新聞の用語集は書き分けの例として「粋がる」「人生意気に感ず(意気に感じる)」などを示しています。

(3)「話す」か「語る」にしなければいけません。クイズのために生まれたような意地悪な誤植ですが、一度だけ実際に目撃したことがあります。迷っているうちに交ざってしまったのでしょうか……。

(4)正しくは「視聴率」です。割と見逃されがちで、ネットでもよく見かける誤植です。

(5)固有名詞の誤りです。テレビ番組の視聴率調査で有名な会社は「ビデオリサーチ」ですね。

(6)間違いではありませんが、他の記述にそろえて洋数字の「18年」とします(「20」は新聞のルール上、ここでは省略しています)。漢数字と洋数字の併用は日本語の特徴の一つです。表記がバラバラになるのを避けるには、あらかじめ基準を決めておく必要があります。

(7)「いう」の前に「と」が抜けています。助詞の脱字の中でもよくあるパターンです。

 いかがでしたか。校閲の鉄則は「誤りの隣に誤りあり」。直せたと安堵(あんど)するとその隣の誤りを見逃します。

 

 講座では、校閲の実際のやり方を実践的に学ぶことができるほか、校閲に必要な知識なども解説していきます。

 

 

 毎回違う問題を用意し、取り扱う内容も変わるため、繰り返し参加していただくことができます。リピーターも多数いらっしゃいます。

 

 

 日本語の使い方に悩んでいる方、文章チェックのトレーニングをしたい方、ぜひ校閲オンライン講座にご参加ください。

 次回は2月23日(祝)の10時30分から13時。受講料は3850円です。ご参加をお待ちしています。

 

 

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実例で学ぶ 「新聞校閲」オンライン講座

次回は2月23日(祝)の10:30~13:00、受講料は3850円です。日本全国、世界中どこからでも受けられます。

今回は主に経験者の方や一度講座を受講された方を対象に、新聞校閲の豊富な実例を紹介し、実践を通じて校閲のコツについて考えます。

毎日新聞の校閲記者によるオンライン講座は前回多数のご参加をいただき大変好評です。

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