枠内の文章に直すべきところはいくつあるでしょうか。一字一句を逃さない校閲の読み方や、適切な言葉を選ぶ校閲的な視点。社会のあらゆる場面で役に立つ校閲の技術は、さまざまな仕事の基本的なスキルとして生かせます。

社会のあらゆる場面で必要とされている校閲の技術。好評の校閲記者によるオンライン講座では、一字一句逃さない校閲の読み方や、適切な言葉を選ぶ校閲的な視点を実践的に学べます。次回は10/24(土)18:30~20:30です。

 

 毎日新聞校閲センターでは、校閲の技術が学べる講座を実施しています。参加してくださっているのは、校正者はもちろん、書く仕事に関わる人、企業の広報担当や秘書、カタログ製作担当、教員や学校司書、税理士、会計監査人など実にさまざま。「上司に書類のチェックをよく頼まれる」という声もありました。仕事の基本的なスキルとして校閲を身に付けようという意識があるようです。

 2020年6月以降はオンラインで行っており、国内各地はもちろん、海外からも参加していただけるようになりました。前回8月の受講者は計300人を超えるなど大変好評です。

 

 

 校閲記者が講師を務めるこの講座では、一字一句を逃さない校閲の読み方を体験することと、適切な言葉を選ぶ校閲的な視点を学ぶことに重点を置いています。

 例題に挑戦してみましょう。下の文章で直すべきところはどこでしょうか。制限時間は2分です。

 

 いくつ見つかりましたか?

答え合わせはこちら

 

(1)植の字が誤り。正しくは「増殖」。同音異字に注意です。

(2)重複表現。「従来」「以前から」などと直します。

(3)平仮名「て」がダブり。一つ削除します。行末から行頭にかけての字のダブりや脱字は見逃しやすいです。

(4)正しくは「侵入」。不法に押し入る、他の領分を侵すという意味です。同音異義語として、進入(進み入る)、浸入(ひたし入る、水が入る)。

(5)片仮名の入力ミス。もちろん「ウイルス」と直します。片仮名や平仮名の誤植は、脳が補って読んでしまうためか見逃しやすいんですよね。

(6)「役する」は使役するという意味。ここは文脈から推測すると、同音で意味の異なる「益する」(利益を与える、役に立つ)の方が適切。

 いかがでしたか。校閲の鉄則は「誤りの隣に誤りあり」。直せたと安堵(あんど)するとその隣の誤りを見逃します。

 

 講座では、校閲の実際のやり方を実践的に学ぶことができるほか、校閲に必要な知識なども解説していきます。

 

 

 毎回違う問題を用意し、取り扱う内容も変わるため、繰り返し参加していただくことができます。リピーターも多数いらっしゃいます。

 

 

 日本語の使い方に悩んでいる方、文章チェックのトレーニングをしたい方、ぜひ校閲オンライン講座にご参加ください。

 次回は10月24日(土)の18時30分から20時30分。受講料は3000円です。ご参加をお待ちしています。

 

 

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