こちらの記事、読んでみると、どこか変な感じがしませんか? 意味が通らないところがあります。どう直したらよいでしょうか。

 

答えはこちら
答えは、「家具を固定し、倒れそうな家具の前で寝ないなど」と「たり」を抜いてしまうこと。

字数は増えますが、「家具を固定したり、倒れそうな家具の前で寝ないようにしたりするなど」でも間違いではないでしょう。

並列を表す「~たり」。二つ重ねて使うのが基本ですが、この記事の書き方では対応がおかしくなっています。

もとの「家具を固定したり、倒れそうな家具の前で寝たりしないなど」という文は、

「家具を固定する」
「家具の前で寝る」

という二つの動作を「たり」でつなげて、そのあとの打ち消しの「ない」に続けています。
従って、

「家具を固定しない」
「家具の前で寝ない」

という意味になっています。

「たり」で並列にすると、文が長くなって読みにくくなることもあります。
文がうまくつながらないという時は、思い切って取ってしまうのも一つの手かもしれません。

 

 

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