自分の著書という意味の「自著」に対して、自分で書いたサインは「自署」。字形、意味が似ている上、打ち間違いも起こりうる油断できない誤字です。これを見て、誤って「名著教授」と「自書」してしまった思い出がよみがえりました。

単なる同音異義語・異字同訓とはまた違った注意を要するのが、打ち間違えやすい字です。「普及(fukyuu)」と「復旧(fukkyuu)」は意味も見た目も全く別のはずですが、パソコンで入力する際に途中の「k」を一つ押し忘れたり押しすぎたりすると、変換した時に全く別の言葉に化けてしまいます。 

先に挙げた「名著教授」は、あろうことか校閲側で「教授」を「名誉教授」と直す際に誤ったものです。「meiyo(めいよ)」と打とうとして、「y」を入力するときに隣の「t」にまで指がかかってしまい、meityo(めいちょ)」になってしまいました。文章をチェックするときだけでなく、自分で入力するときも気をつけなくてはと思いました。 

今回の「自著」と「自署」も、パソコンのキーボード上では「c」と「s」がそれほど離れていないことから、「jisho」を「jicho」と打って起きた誤変換だったのだろうか……と想像しました。 

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