「金メダルを首からさげる」は「下げる」か「提げる」か。「提」には元々「手に引っさげる」という意味があり、新聞などの使い分け基準では「手からさげる」場合に使用します。手でない場合はより意味が広い「下」を使います。

 

 

 
辞書でも、明鏡の「下げる」の項は「手につるし持つ(中略)意では、『提げる』と書くことも多い」、広辞苑は「(『提げる』とも書く)手に持ってぶらぶらさせる」など、手の場合に「提げる」を使うことが示されています。

一方で、「つるす、垂らす」という意味の場合は、手に持つ以外でも「提げる」を認める辞書もあります。新明解国語辞典は「上部を何かで支えて垂らす(落ちないようにする)。『首からカメラを―/手にかばんを―/腰にタオルを―』」という説明で「『提げる』とも書く」と注記しています。大辞泉も「(「提げる」とも書く)物を手・肩・腰などで支えて下に垂らす」として、手に限定していません。

メダルをどこに『さげる』のか、ちょっと気になる校閲です

 

使い分け
さげる

〔上げるの対語。低くする〕
上げたり下げたり、供物を下げる、下げかじ、下げ渡す、値段を下げる、見下げ果てた男

〔手に持つ〕
手提げかばん、手鍋提げても

 

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