「身を持って知る」。このような「もって」は漢字では「以て」と書き、ひらがなが読みやすく適切です。ちなみに、この「…をもって」を丁寧表現にした「今月末をもちまして」などの言い方は、本来は誤りで過剰敬語だと明鏡国語辞典は指摘しています。

 

 

明鏡は「今月末をもちまして」「お蔭様をもちまして」などは「…をもって」とするのが標準的としています。

 

明鏡2版

 

「以て」は、「持ちて」が変化したものとされますが、「動詞本来の意味が次第に薄れて、助詞のように用いられる」(日本国語大辞典)語で、「持って」の漢字表記を示す辞書は見つかりません。

 

国語辞典は楽しい! オンライン講座

 びっしり文字が書かれていて分厚い国語辞典。家に辞書はあったと思うけど、言葉の意味はネットで検索すれば済むし――なんて思っているあなた! 国語辞典は個性があって楽しいものなんです。「人」がつくっているのですから、一つ一つの短い文にも思いが込められています。

 今回、一昨年改訂の「岩波国語辞典」、昨年改訂の「新明解国語辞典」のつくり手による対談が実現。日々言葉に向き合いながら辞書を引き比べる校閲記者が、それぞれの辞書の魅力に迫ります。

 3/19(金)18時半~20時開催、受講料は3300円(税込み、1週間アーカイブ視聴可能)です。

フォローすると最新情報が届きます

Twitter