「新しいユニホームに腕を通す」。鋭い若手校閲記者のペンが止まりました。確かに物理的には「腕を通す」のですが、初めて着るという意味の慣用句は「袖を通す」。出稿部と相談の上直しました。「腕を通す」を生かすなら、「…の袖に腕を通す」のように書くといいでしょう。
「袖を通す」とは、一説に「仕立て上がってぴたっとくっついたままの着物の袖に、初めて腕をつっこんで、貫通させる」ことで、それが「着る」の意味に流用されたものだそうです。

広辞苑7版
「新しいユニホームに腕を通す」。鋭い若手校閲記者のペンが止まりました。確かに物理的には「腕を通す」のですが、初めて着るという意味の慣用句は「袖を通す」。出稿部と相談の上直しました。「腕を通す」を生かすなら、「…の袖に腕を通す」のように書くといいでしょう。
「袖を通す」とは、一説に「仕立て上がってぴたっとくっついたままの着物の袖に、初めて腕をつっこんで、貫通させる」ことで、それが「着る」の意味に流用されたものだそうです。
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次回は5月30日(日)の10:30~12:00で、受講料は3850円です。今回の講師は“校閲歌人”の澤村斉美記者。日本全国、世界中どこからでも参加できます。
昨年6月からオンライン化した毎日新聞の校閲講座は大変好評でリピーターも多数。回を追うごとに受講者が増えており前回は約250人でした。
校正・校閲に関心のある人はもちろん、ライターの方や文章を書くことを趣味としている一般の方々にもおすすめします。
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