「雨が降らない前に帰ろう」という「前」の例文。岩波国語辞典8版では、今は「雨が降る前に」が普通、などの説明が補足されました。こういう場合は両方言うことができ、以前は「降らない前に」という言い方も多かったのですね。 #岩国8

 

岩国8版「前」

 

「雨が降らない前に帰ろう」は、「以内」の意味の「……のうちに」のような用法で「まだ……していない」気持ちを表すと説明されていますが、そういえば、自分も無意識に使い分けているかもしれない……辞書を読んで気づかされました。

 

明鏡国語辞典はこの点について、「未来を基準にして言う『暗くなる(=暗くならない)前に帰る』などでは、肯定と否定の言い方が同義となる」と書いています。

明鏡2版「前」より

 

 

日本語力を磨く 校閲オンライン講座

次回は5月30日(日)の10:30~12:00で、受講料は3850円です。今回の講師は“校閲歌人”の澤村斉美記者。日本全国、世界中どこからでも参加できます。

昨年6月からオンライン化した毎日新聞の校閲講座は大変好評でリピーターも多数。回を追うごとに受講者が増えており前回は約250人でした。

校正・校閲に関心のある人はもちろん、ライターの方や文章を書くことを趣味としている一般の方々にもおすすめします。

フォローすると最新情報が届きます

Twitter