メーデーで「働く者の処遇改善などを訴えた」。「者」も「人」の意味ですが「卑下・軽視する場合や、改まった場合に用いられる」(大辞泉)。特別な語感があるので、一般的にいう時には「人」の方が自然でしょう。

 

「者」について、多くの辞書が同様に説明していましたが、新明解国語辞典の語釈は独特です。

新明解国語辞典7版

 

冒頭に挙げた部分は、後段の主催者側あいさつの中に「働く者の幸せと産業、企業の発展を目指していこう」というくだりがあったため、それに引っ張られたとも思えましたが、記事の地の文としてはやはりやや違和感があります。

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 びっしり文字が書かれていて分厚い国語辞典。家に辞書はあったと思うけど、言葉の意味はネットで検索すれば済むし――なんて思っているあなた! 国語辞典は個性があって楽しいものなんです。「人」がつくっているのですから、一つ一つの短い文にも思いが込められています。

 今回、一昨年改訂の「岩波国語辞典」、昨年改訂の「新明解国語辞典」のつくり手による対談が実現。日々言葉に向き合いながら辞書を引き比べる校閲記者が、それぞれの辞書の魅力に迫ります。

 3/19(金)18時半~20時開催、受講料は3300円(税込み、1週間アーカイブ視聴可能)です。

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