「核不拡散防止」なら拡散をすすめるということ? この手の「部外者以外立入禁止」系は慌てていると読み過ごしがちで危険です。ただ「核不拡散防止」は間違えやすい理由もありそう。

「核拡散防止条約」(NPT=Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons)が、「核不拡散防止条約」と書かれてしまうことが少なくない理由に、この条約の訳語が複数通用していることが挙げられます。

各社の用語集によれば、毎日新聞や読売新聞などは「核拡散防止条約」ですが、朝日新聞などは「核不拡散条約」としており、新聞社によって分かれています。

三つの中型辞典は全て両方の見出しを立てていますが、主項目になっているのは、広辞苑が「核拡散防止条約」、大辞林と大辞泉は「核不拡散条約」と、やはり割れています。

両方の言い方とも触れる機会が多いので、ついまざってしまうのではないでしょうか。読み手としても、要注意語として意識しておくとよいたほうがよさそうです。

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