読めますか? テーマは〈暦〉です。

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答え
つちのえ
(正解率 20%)

音読みでボ。十干(じっかん)の一つ。明治政府軍と旧幕府軍の戦い「戊辰戦争」(1868~69年)の戊だ。2018年は「戊戌」(つちのえいぬ、ぼじゅつ)。十二支の一つ「戌」は戊と酷似しているので要注意。本日は「戊の日」でもある。

(2017年11月27日)

選択肢と回答割合

つちのえ 20%
いぬ 73%
きのえ 6%


暦年

答え
れきねん
(正解率 75%)

暦の上で決めた一年。1~12月。4月からの「年度」と区別して「暦年ベース」などと用いられる。年月を経ることを意味する「歴年」と紛らわしい。

(2017年11月29日)

選択肢と回答割合

れきねん 75%
こよみどし 21%
れきどし 4%


日暦

答え
ひごよみ
(正解率 52%)

1日1枚ずつ分けて記された暦。日めくりともいう。スポーツキャスター、松岡修造さんの熱い一言を添えた日めくりなどが人気。なお「暦日」は「れきじつ」と読み、月日の経過などの意味となる。

(2017年12月01日)

選択肢と回答割合

ひれき 22%
ひごよみ 52%
ひよみ 27%


◇結果とテーマの解説

(2017年12月10日)

この週は「暦」がテーマでした。来年のカレンダー、もう入手しましたか?

2018年はいぬ年ですが、十干十二支でいうと「戊戌」(つちのえいぬ、ぼじゅつ)に当たります。こんなに紛らわしい字を漢字クイズに利用しない手はないと出題し、思った通り「ひっかけ」の選択肢を選んだ人が多数になりました。

十干十二支にはどういうわけか、紛らわしい字が多いので気を付けるべきです。申(さる、シン)と甲(きのえ、コウ)、巳(み、シ)と己(つちのと、キ)はそっくりですし、「牛」に酷似した「午」が「うま」であり「うし」は「丑」ということはご存じの通りです。

そして「戌」は「戊」のほかにも「戍」という似て非なる文字があります。以前、この漢字クイズで出題した「衛戍」という熟語に使われています。

この「戌」「戊」「戍」は読みも意味も異なる別字なので、きちんと書き分けなければなりません。しかしインターネットなどでは「戊年」「戍年」という文字が散見されます。2018年は「戌」であるとともに「戊」でもあるので「戊年」というのは必ずしも間違いとはいえませんが、今の日本では十干ではなく十二支の方が主に使われますから、きちんと「戌年」と書くべきでしょう。

さて「暦年」ですが、4人に1人が別の選択肢を選んだということからは、この熟語自体がそれほど使われていないということがうかがえます。来年1月から3月までは2018年ですが2017年度。この暦年と年度の違いに気を付けなければなりません。

「日暦」は「日めくり」のこと。辞書ではおおむね「毎日一枚ずつはぎとっていく暦」などと説明されていて、当初そのように記していたのですが、人気の松岡修造さんの日めくりは、はぎとるのではなくめくって何度でも再利用できるタイプという指摘が同僚からありました。そこで「1日1枚ずつ分けて記された暦」と直しました。辞書的な意味と使用実態が一部ずれている例といえるでしょう。

ちなみに「新潮日本語漢字辞典」によると「暦」という字には「天の巡り合わせ。運命」という意味があります。写真に掲げたような伝統的な日暦にその日の吉凶が記されているのは、信じる信じないは別として、暦につきものとされているからでしょう。そして写真の暦には「昴」という漢字も見えますが、これについてはくしくも最近出題した「六連星」と関連しますので、来週解説することにします。この偶然も暦のテーマが引き合わせた「天の巡り合わせ」かもしれません。

春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

当サイトの「読めますか?」をもとに、季節にちなむ言葉を厳選し加筆しました。

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