読めますか? テーマは〈JR駅〉です。

スポンサーリンク

静内駅

答え
しずないえき
(正解率 74%)

北海道新ひだか町にあるJR北海道日高線駅名。近くには桜の名所があるが、同駅を含む日高線の大部分は2015年の高波被害で不通のまま廃止が検討されている。静内の牧場から生まれた競走馬に「天馬」といわれたトウショウボーイがいる。

(2017年04月24日)

選択肢と回答割合

しずちえき %
しずないえき 74%
せいうちえき 4%


河戸帆待川駅

答え
こうどほまちがわえき
(正解率 37%)

広島市にあるJR西日本可部線駅名。2003年に可部駅より北の可部線が廃止されたが、今年3月に一部が復活した。その際に新設された2駅のうちの一つ。JRが廃止路線を復活させるのは初めてだ。

(2017年04月26日)

選択肢と回答割合

かわどほまちがわえき 38%
こうどほまちがわえき 37%
かとほまちがわえき 25%


放出駅

答え
はなてんえき
(正解率 60%)

大阪市にあるJR西日本片町線・おおさか東線駅名。おおさか東線は2008年に旅客営業が始まった比較的新しい路線。なお放出の地名の由来としては、湖沼の放出口にあたることから「はなちで」が転じたという説がある。

(2017年04月28日)

選択肢と回答割合

ほうでえき 20%
はなてんえき 60%
ほうすいえき 20%


◇結果とテーマの解説

(2017年05月07日)

この週はJR発足30周年にちなみ「JR駅」をテーマにしました。まあこれまでも駅名は何かにつけて取り上げてきましたが。


by そらみみ

駅名についてのまとめの前に、鉄道に関するごく基本的な用語について記します。といっても出題者(筆者)は鉄道にさほど詳しくないので、間違いがあればご指摘ください。

まず大事なのは「電化されていない線路を走るのは電車ではない」ということです。何を当たり前のことを、と思う方も多いでしょうが、新聞記事では非電化路線の記事で「電車」と間違えた原稿がなくなりません。最近も毎日新聞夕刊で「訂正」を出してしまいました。

想像するに、都会で育った記者には、地方では電車は当たり前にあるとは限らないということが理解されず、同じものとして映っているのではないでしょうか。

では電化されていない所では「電車」の代わりにどう書けばいいのでしょう。「気動車」は正確ではありますが、一般語といえず、普通の記事ではあまり使われません。「列車」か「車両」とするのが一般的です。

なお、車両が1両だけの場合「列車」といっていいかということもよく問題になります。「単行」が正しいという読者の意見を最近もいただきました。確かに「列」こそなしてはいませんが、「岩波国語辞典」(第7版新版)では「一両だけのも言う」と注釈を入れています。そもそも法令上「列車」の定義に「複数編成」などの規定はありません。なお、1両だけでも言うと明記した辞書はちょっと調べたところ岩波国語辞典だけでした。

さて「静内駅」。この駅を含む日高線の鵡川―様似間は、2015年の高波被害から不通のまま廃線の危機にあります。日高線は電化されていませんので、例えば「電車で静内の牧場に競走馬を見に行った」などという文章があると校閲としてチェックを入れる必要があります。

なお、日高本線に限らずJRの「本線」は、毎日新聞など多くの新聞では「本」を略して表記しています。

「河戸帆待川駅」はJR史上特筆すべき駅の一つです。廃止のニュースが相次ぐJRで今春、初めて廃止路線を復活させた可部線の駅なのです。しかも廃止前は非電化区間だったのが電化されて復活。だから「廃止路線に電車が帰ってきた」と書くのは不正確です。

実はこの漢字クイズで以前「河戸駅」を出題したことがあるのですが、その時は39%だったので、ほぼ変わらない正解率です。この旧河戸駅とは別に新しく「河戸帆待川駅」ができました。そしてもう一つの新設駅で、新生可部線の終着駅である「あき亀山駅」も、旧「安芸亀山駅」とは位置も表記も違います。

「放出駅」。関西人にとっては中古車のCMのイメージが強いようです。また関ジャニ∞の歌「TAKOYAKI in my heart」にも出てくるように、難読ということで取り上げられる機会も少なくありません。

それにしても、元は「はなちで」だったのが「はなてん」に変わったそうなのですが、どういう音韻変化をしたら「ちで」が「てん」になるのか、てんで分かりません。どなたか教えてくれませんか?

春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

当サイトの「読めますか?」をもとに、季節にちなむ言葉を厳選し加筆しました。

さまざまな文学作品が築いてきた味わい深い日本語の一端を紹介しています。

美しい季節の言葉を味わいたい方、間違えずに使いたい方におすすめです。

twitter

過去記事から