読めますか? テーマは〈冬鳥〉です。

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頭高

答え
かしらだか
(正解率 46%)

ホオジロに似た冬鳥。シベリアから渡来する。名前は鳴くとき頭の長い毛を逆立てる様子から付いた。畑や雑木林などで見られる。

(2017年01月23日)

選択肢と回答割合

ずこう 33%
かしらだか 46%
ずだか 20%


大鷺

答え
だいさぎ
(正解率 55%)

川などで見られるシラサギの一種で、最も大きい。つまりシラサギとは他のコサギ、チュウサギなどを合わせた白いサギの総称だ。ダイサギには夏鳥として飛来するものと、冬に飛来するものがある。

(2017年01月24日)

選択肢と回答割合

おおとり 18%
だいさぎ 55%
おおわし 27%


寒苦鳥

答え
かんくちょう
(正解率 40%)

仏教で伝わる想像上の鳥で、冬の季語。夜は寒さに苦しみ、「夜が明ければ巣を作る」と鳴くが、朝になると忘れるという。精進しない人のたとえだ。

(2017年01月25日)

選択肢と回答割合

かんこどり 45%
かんくちょう 40%
さむくどり 15%


凍鶴

答え
いてづる
(正解率 60%)

鶴が寒中に立ったまま凍ったように動かないこと。冬の季語。なお、鹿児島県の出水(いずみ)平野で2016年秋死んだ越冬ヅルから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されている。

(2017年01月26日)

選択肢と回答割合

とうかく 28%
いてづる 60%
こおのとり 12%


鴛鴦

答え
おしどり
(正解率 76%)

「えんおう」とも読む。カモの一種で、冬の季語になっている。鴛は雄、鴦は雌。雄は色彩豊か。「おしどり夫婦」は仲良し夫婦のたとえ。ただし、カップルで行動するのは繁殖期の短い間で、冬は雄が圧倒的に多く、雌は毎年別の雄を選ぶという。

(2017年01月27日)

選択肢と回答割合

おんどり 20%
めんどり 4%
おしどり 76%


◇結果とテーマの解説

(2017年02月05日)

この週は「冬鳥」でした。

お知らせしたようにこの「読めますか?」はおかげ様で2000回となりました。今回は感謝をこめて、反応してくださった皆さまのツイートを一部ですがご紹介します。


頭高 by Gin tonic

「頭高」はアクセントのことかと思ったというツイートを複数いただきました。出題者は不明にして知りませんでしたが、たまたま「あたまだか」という選択肢を外しておいてよかったと安堵しました。数種の辞書にあたりましたが「頭高(あたまだか)」は見当たりません。辞書に載っていないのは、業界用語の一種とみなされたからでしょうか。なお、「頭高」は最近、角川文庫から出た「にほんのいきもの暦」で見つけました。漢字だけでなくカラー写真がついていて、今後もネタ本として役立ちそうです。

「大鷺」も、同書にある「だいさぎ」を見て「おおさぎじゃなかったのか」と思ったのが出題のきっかけです。オオワシはダイワシにはならないのに、といぶかしむツイートもありました。ところで誤りの選択肢「おおわし」が27%も集まったというのは、鷺と鷲の漢字の間違いの多さを思い出させます。動物名はふだん片仮名なので問題ないとしても、固有名詞では鷺宮が鷲宮によく誤記されたりするのです。

「寒苦鳥」は架空の鳥。「角川俳句大歳時記」には「経文の中に出てくる」とありますが、どの経典かは確認できていません。同書にある「わくかせわ」から孫引きすると

この鳥、夜、寒を苦しみて、鳴きて曰、寒苦身を責む、夜明けば巣を造らん。明けてまた鳴く、今日死を知らず、また明日を知らず。何が故に巣を造りて無常の身を安穏にせんと。

「私のことだ」というツイートを複数いただきました。出題者も同じ気持ちです。喉元過ぎれば熱さを忘れる。衆生の悲しさです。正解率はこの週で最も低い結果になりました。誤答の多かった「かんこどり」は「閑古鳥」と書きます。もとはカッコウのことです。

「凍鶴」は、やはりツイッターで五木ひろしの歌で覚えたと投稿がありました。これは「凍て鶴」と送り仮名があるのですね。季語としては送り仮名を付けたものは見たことがないのですが「とうかく」と読まれるのを防ぐためにはその方がよいでしょう。

五木ひろしには「おしどり」という歌もあるそうです。その漢字「鴛鴦」は「えんおう」とも読みますから、仮名の方がよいといえます。往年の映画「鴛鴦歌合戦」も、ルビがないと「えんおう」か「おしどり」か分かりません。また、これもツイッターで分かったのですが歌舞伎には鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)という演目があります。このように「鴛鴦」で「おし」と読ませる場合もあるので、ルビは欠かせません。

それにしても、読者の皆さんからは読みの回答だけでなく思わぬ情報提供もあり、双方向で発信する喜びを感じます。改めて感謝いたします。

春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

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