読めますか? テーマは〈月〉です。

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皓月

答え
こうげつ
(正解率 70%)

明るい月。皓は白い、または光って明るいことを表す字。「皓々と照らす月」などの形でよく使われる。今夜は満月で、地球に最接近する「スーパームーン」だ。

(2016年11月14日)

選択肢と回答割合

こうげつ 70%
こくげつ 22%
さんげつ 7%


群雲

答え
むらくも
(正解率 76%)

幾重にもむらがる雲。「叢雲」「村雲」とも書く。「月に群雲、花に風」は浮世がままならぬことのたとえ。

(2016年11月15日)

選択肢と回答割合

ぐんうん 12%
むれぐも 12%
むらくも 76%


月は世々の形見

答え
つきはよよのかたみ
(正解率 38%)

月ははるか昔から現代に受け継がれた形見のようなもので、月を見れば昔のことがしのばれるということわざ。

(2016年11月16日)

選択肢と回答割合

つきはせぜのかたみ 53%
つきはよよのかたみ 38%
つきはせいせいのかたみ 10%


嘯風弄月

答え
しょうふうろうげつ
(正解率 82%)

風に吹かれて詩歌を口ずさみ、月を眺めること。つまり自然や詩歌を友として楽しむという意味。ここでは嘯は詩歌を吟じる、弄はめでること。

(2016年11月17日)

選択肢と回答割合

しゅくふうがんげつ 7%
しょうふうろうげつ 82%
しょうふうきょうげつ 11%


霽月

答え
せいげつ
(正解率 35%)

雨がやんだ後の澄んだ月。曇りのないさっぱりした心にたとえる。霽は訓読みで「はれる」。「光風霽月」という四字熟語もある。

(2016年11月18日)

選択肢と回答割合

しもつき 16%
さいげつ 49%
せいげつ 35%


◇結果とテーマの解説

(2016年11月27日)

この週は14日の「スーパームーン」にちなみ「月」をテーマにしました。

この言葉が注目されるようになったのは、ほんの数年前からですね。国立天文台にも問い合わせが多くなったからでしょう、ホームページでちょっと困惑気味の解説をしています。

「スーパームーン」という言葉は天文学の正式な用語ではなく、定義もはっきりしていません。そのため、「『スーパームーン』とは何か?」「次の『スーパームーン』はいつか?」等の問いには、答えを出すことができません。

しかし同日は日本の大部分で厚い雲に覆われたため、写真のような月を拝めた人は多くありませんでした。まさに「月に群雲」のたとえ通りとなりました。

翌日の深夜は自宅近くではきれいに晴れ、こうこうとした「霽月」となりました。この「霽」という字は訓読みで「はれる」。一般的に使われる「晴れる」との違いは、「漢字の使い分けときあかし辞典」(円満字二郎著、研究社)に明快に書かれています。

部首「雨(あめかんむり)」が付いているように、“雨が上がる”という意味。《晴》が“太陽”に着目していたのに対して、“雨”を中心にしている点が異なる。

さて、満月といえば「サンデー毎日」に連載中の中野翠さんの「満月雑記帳」(10月9日号)には「中秋の名月」に関する感想がありました。

「まさに、こうこうたる月だな」と思い、「あれ!?こうこうって漢字でどう書くんだっけ」と気になった。(家に帰ってから国語辞典で調べたら、「皓皓」「皎皎」「煌煌」と出ていた。「煌煌」は何だか派手すぎてシャンデリアみたいなものにふさわしい気がする。「皓皓」か「皎皎」のほうがベターだなと思った)

では「皓皓」と「皎皎」の違いは何でしょう。漢和辞典を見てもともに「白々と光り輝くさま」とあるだけで分かりません。あえて違いを探すと「皓」は人名用漢字ですが「皎」はそうではなく、皓の方が目になじみがあるというくらいです。「こうげつ」という熟語も「皓月」「皎月」の両方あります。ただし後者は「きょうげつ」とも読みます。

「月は世々の形見」は国語辞典やことわざ辞典ではかなり大型でないと載っていません。「世々」の語自体は「よよ」「せいせい」「せぜ」と複数の読みがあるのですが、このことわざに関しては「よよ」とするものしか見当たらなかったので他は不正解としました。それにしても、知られていないのが不思議なほど美しいことわざです。月を眺めながら口ずさみたい気もします。

「嘯風弄月」は、今回最も正解率が高くなりました。「嘯」「弄」は、今は「うそぶく」「もてあそぶ」と、いずれも芳しからぬニュアンスがつきまといます。円満字さんの「部首ときあかし辞典」「漢字ときあかし辞典」によると、嘯は「息を細く長く吐き出すこと」、弄は「本来は“てのひらで宝石を転がす”こと」。漢字の多義性が改めて感じられます。

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