読めますか? テーマは〈楽器〉です。

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手風琴

答え
てふうきん
(正解率 67%)

アコーディオンのこと。明治時代から用いられた訳語。風琴はオルガンを指すが、アコーディオンを表すことも。楽器の日は6歳の6月6日が習い事を始めるのによいとされたことから、全国楽器協会が定めた。

(2016年06月06日)

選択肢と回答割合

てぶごと 16%
てふうきん 67%
しゅふうきん 17%


琴の琴

答え
きんのこと
(正解率 70%)

琴(きん)と同じ。日本の「こと」は13本の弦にそれぞれ琴柱(ことじ)を立て1本の弦で一つの音を出すが、琴(きん)は弦を指で押さえて高低さまざまな音を出す。「琴の琴」の後の「こと」は弦楽器の総称。「箏(そう)の琴(こと)」という言い方もある。

(2016年06月07日)

選択肢と回答割合

ことのこと 12%
きんのきん 19%
きんのこと 70%


乙張り

答え
めりはり
(正解率 57%)

「減り張り」などとも書く。ゆるむことと張ること。元は邦楽用語で、下がる音のメリ、上がる音のカリで抑揚を表す「めりかり」が変化し、さらに一般的に「要所を押さえて処理する」という意味になった。

(2016年06月08日)

選択肢と回答割合

おわり 11%
めりはり 57%
おっぱり 32%


小鼓

答え
こつづみ
(正解率 58%)

「しょうこ」とも。能や歌舞伎などで用いる小型の鼓。肩に担いで打つ。大鼓(おおつづみ)に対して用いられ、単に「鼓」といえば小鼓を指す。

(2016年06月09日)

選択肢と回答割合

こだいこ 5%
こづつみ 36%
こつづみ 58%


三線

答え
さんしん
(正解率 93%)

沖縄・奄美の弦楽器。弦は3本。三味線のもとになったという。蛇の皮を張るので「蛇皮線(じゃびせん)」とも呼ばれる。「ばち」は使わず指にはめた義甲(ぎこう)という道具や竹ひごで弾く。

(2016年06月10日)

選択肢と回答割合

さんしん 93%
みせん 4%
さんげん 3%


◇結果とテーマの解説

(2016年06月19日)

この週は6月6日が「楽器の日」ということにちなみ、2回目ですが「楽器」をテーマにしました。

漢字クイズで楽器というと、必然的に古来の邦楽が中心になります。手風琴だけは例外で、アコーディオンのことですが、愛知県岡崎市のお菓子「手風琴のしらべ」を連想された方も多かったようです。

さて、邦楽といえば、私たちが普通に用いる語の由来となっていることがたくさんあります。「打ち合わせ」「呂律(ろれつ=本来、りょりつ)が回らない」「上っ調子」「本調子」「拍子抜け」「序破急」「鳴り物入り」「頭取」「勘所」などなど。

ここでは「めりはり」を取り上げましたが、今回最も正解率が低くなりました。邦楽用語としてはメリカリで、メリは低い音、カリは高い音。大辞林では「減上」「乙甲」の字が挙げられ「日本音楽で、技巧を用いて音高を標準よりも微妙に上げ下げすること。多くは管楽器,特に尺八でいう」とあります。「この一般的でないカリを『張り』に替えたのが『減り張り』で、近世から見える」(「暮らしのことば語源辞典」)そうです。


Photo by CharlieHuang

「琴の琴」は、「きん」と「こと」が混同されやすいことを言葉そのものが示しています。以前、「箏曲」を出題したときの解説を再掲しますと。

弦楽器の「箏」を使って演奏される曲。琴と箏はかなり混用されて、箏のことを(こと)ということが多いが、調弦用の柱(じ)のないものを琴(きん)、柱のあるものを箏という区別がある

この場合の「箏」は「そう」と読みますが、箏の字で「こと」と読ませることもあり、区別するため「きんのこと」「そうのこと」と呼ばれることがあるようです。それにしてもややこしいですね。


Photo by katorisi

「小鼓」は「乙張り」と微差の難問。これは「舌鼓(したつづみ)」「腹鼓(はらつづみ)」が「したづつみ」「はらづつみ」とよく誤って読まれ、もはや誤りといいにくいと判断したか、併記する辞書も多いことを意識した問題です。「こづつみ」を認める辞書は見当たらなかったので不正解としました。やはり「こづつみ」といえば「小包み」でしょう。


Photo by Universidad Nacional de La Plata

「三線」は三味線のもとになったとされます。「日本音楽との出会い」(東京堂出版)という本によると

16世紀後半に大坂の堺に伝えられた沖縄の三線は、胴の皮を蛇皮から 猫皮に変え、胴や棹の形を変えました。琵琶に似たバチを使う三味線の誕生です。

今回「三線」の正解率が最も高くなりました。「BEGIN」など沖縄出身ミュージシャンの影響と思われます。この旋律が国民の心に受け入れられたように、戦中から70年以上続く沖縄県民の苦難を自分のこととしてしみこませることが必要ではないでしょうか。今月23日は71年前、沖縄での組織的な戦闘が終わった「慰霊の日」です。

春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

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