読めますか? テーマは〈数を含む語〉です。

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数的

答え
すうてき
(正解率 81%)

数に関するさま。サッカーやラグビーで「数的優位に立つ」という形で用いられることが多くなっているが、「数的」を見出し語に掲げる辞書は大辞林、大辞泉などに限られている。

(2015年09月28日)

選択肢と回答割合

かずてき 15%
かずまと 4%
すうてき 81%

 

一隅

答え
いちぐう
(正解率 81%)

片隅のこと。「一隅を照らす」という言葉は、社会を明るくする運動の中などで用いられる。「千載一隅」という誤字(正しくは「千載一遇」)が時々あるが、「せんざい」と「いちぐう」を分けて入力して変換ミスをしたと思われる。四字熟語は一気に打つべし。

(2015年09月29日)

選択肢と回答割合

いちぐう 81%
ひとぐう 1%
ひとすみ 17%

 

西国三十三所

答え
さいこくさんじゅうさんしょ
(正解率 25%)

「さいこく」は「さいごく」ともいう。近畿2府4県と岐阜県にある33の寺で、観音巡礼の霊場として知られる。京都・清水寺、奈良・長谷寺など。

(2015年09月30日)

選択肢と回答割合

さいこくさんじゅうさんしょ 25%
さいごくさんじゅうさんかしょ 62%
せいこくみそみどころ 13%

 

北千住

答え
きたせんじゅ
(正解率 93%)

東京都足立区の地域名。JR常磐線や東京メトロの駅がある。千住の地名の由来は千手観音からなど諸説ある。今年7月に東京メトロ千代田線北千住駅の駅名表示板が「北干住」となっているのが発見された。

(2015年10月01日)

選択肢と回答割合

きたせんじゅ 93%
きたせんじゅう 6%
きたちずみ 1%

 

千言万語

答え
せんげんばんご
(正解率 77%)

非常に多くの言葉。数そのものを指す場合は必ずマンと読まれるが、「多い」「すべての」を表す場合には、バンが用いられることが多い(円満字二郎著「漢字ときあかし辞典」)。

(2015年10月02日)

選択肢と回答割合

せんげんばんご 77%
せんごんばんご 15%
せんごんまんご 9%

 

◇結果とテーマの解説

(2015年10月11日)

この週は「数を含む語」。マイナンバーにちなんで、というのは後で気づいたことで、本当は毎日新聞月曜朝刊で連載中の「週刊漢字」が9月末にちょうど300回となったことがきっかけです。

「千言万語」は週刊漢字の解説ではこう記しています。

非常に多くの言葉。お陰様で「週刊漢字」は3語ずつ300回で計900に。1万語は難しいとしても1000語ならいけるかも?

しかしネット版「読めますか?」は基本的に週に5語出題しますから、とっくに1000語を超えています。

「数的」はラグビーのワールドカップで日本が南アフリカを破ったニュースで「すうてきゆうい」と耳にして出題を決めました。それまで何度も新聞で「数的優位」という字を見ていたのに我流で「かずてき」と読んでいたので、今さらながら辞書で確認した次第です。

しかし小型の国語辞典で載せているものは見つかりませんでした。あまりにも易しい言葉なので採録不要とみなされているのでしょうか。そういう意味では「一隅を照らす」を載せる辞書が見当たらないのも不思議でした。

「一隅」はかつて出題した「山家学生式」に関係する言葉です。その時ブログにこう書きました。

国宝そのものではなく、「人こそが国宝」と説く最澄の著述で、「一隅を照らす」という有名な言葉の出典でもあります。この「一隅を照らす」、意外なことに手近の国語辞典では見つかりません。

しかしその後、最澄は「一隅を照らす」とは書いていないという説が有力なことを知りました。「照千一隅」(一隅を守り千里を照らすとの意)を「照于一隅」と読み誤ったことで「一隅を照らす」という言葉として有名になったとのことです。元々間違いなら慣用句として辞書に載せないという方針も納得できます。

「千」の読み誤りということで思い出されたのが「北千住」。駅名表示板が「北干住」と誤っていたという記事は、校閲にとって「痛いニュース」として記憶に新しいのではないでしょうか。

パソコンでほぼすべての記事が書かれているはずの今の新聞でも、この手の間違いは往々にして起こります。実際の例は思い出せませんが「干場」「千場」の名前などの混同はいかにもありそうです。別の字では「密」と「蜜」もよく間違われます。

「西国三十三所」は大阪本社の校閲記者のブログでも話題にしました。ちなみに17番札所は京都の「六波羅蜜寺」ですが、この蜜が密になっていることがあります。写真は3年ほど前、16番札所の清水寺から六波羅蜜寺に向かう道で見つけた誤字です。今は直っているのでしょうか……。

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春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

当サイトの「読めますか?」をもとに、季節にちなむ言葉を厳選し加筆しました。

さまざまな文学作品が築いてきた味わい深い日本語の一端を紹介しています。

美しい季節の言葉を味わいたい方、間違えずに使いたい方におすすめです。

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