読めますか? テーマは〈駅〉です。

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幾寅駅

答え
いくとらえき
(正解率 30%)

北海道南富良野町にあるJR北海道根室線の無人駅。亡くなった高倉健さん主演の「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地であり、駅舎や駅前の食堂などロケに使用された建物が今も残る。

(2014年11月25日)

選択肢と回答割合

いくとらえき 30%
いっとらえき 13%
きとらえき 57%


米原駅

答え
まいばらえき
(正解率 93%)

滋賀県米原市米原にある東海道新幹線・東海道線の駅。市名は駅名と同様「まいばら」だがその中の地区は「まいはら」と読む。自治体名も以前は「米原町(まいはらちょう)」だったが、2005年の合併による市制施行で駅名に合わせ「米原(まいばら)市」と濁るようになった。

(2014年11月26日)

選択肢と回答割合

こめはらえき 0%
まいばらえき 93%
よねはらえき 7%


白石蔵王駅

答え
しろいしざおうえき
(正解率 56%)

宮城県白石市の東北新幹線駅。樹氷で有名な蔵王観光の玄関口の一つ。「しらいし」ではない。また白石市は福島県と、宮城県蔵王町は山形県と間違えられることがあるので注意。蔵王温泉は山形市。

(2014年11月27日)

選択肢と回答割合

しらいしざおうえき 39%
しろいしざおうえき 56%
はくせきざおうえき 4%


出水駅

答え
いずみえき
(正解率 79%)

鹿児島県出水市の九州新幹線・肥薩おれんじ鉄道線の駅。ツルの日本最大の越冬地に近い。今年、過去最多のツルが観測されている。なお新幹線の隣の駅は川内(せんだい)原発が近い川内駅。

(2014年11月28日)

選択肢と回答割合

いずみえき 79%
いでみずえき 13%
しゅすいえき 8%


◇結果とテーマの解説

(2014年12月07日)

この週は「駅」。当初、駅は駅でも「新幹線の駅」というくくりにしようと思っていたのですが、高倉健さんの訃報を受け、代表作の一つ「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台の駅を加えたので、何も付かない「駅」がテーマになりました。

その高倉健さんの映画の一つに「君よ憤怒の河を渉(わた)れ」というのがあります。NHKニュースで「憤怒」を「ふんど」と読んでいたので「えっ『ふんぬ』じゃないの?」と思いました。しかし辞書には「憤怒」に「ふんど」「ふんぬ」ともに読みがありますので、固有名詞としてどちらが正しいかという問題になります。ウィキペディアによると、映画名としては「ふんど」、西村寿行の原作としては「ふんぬ」が正しいとあり、驚きました。「ぴあシネマクラブ」2008年版には確かに「ふんど」という読みがあり、有力な反証が見つかりませんので、どうも映画が「ふんど」というのは確からしい。本の方が「ふんぬ」ということも間違いなさそうです。

ちなみにある民放アナウンサーが「君よ……」と「憤怒」のところで沈黙したという話題がネット上で取りざたされました。たぶん原稿にあるルビをみて「えっ『ふんぬ』じゃないの?」と戸惑ったのでしょう。一般的には「ふんぬ」が多いと思いますので無理もありません。映画はなぜ原作と違う「ふんど」としたか知りたいところです。

前置きが長くなりました。「幾寅駅」は「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地ですが、劇中では廃線が決まった「幌舞駅」という設定になっています。ちなみに訃報のネット記事などでは単に「鉄道員」とする表記が少なくないのですが、それだけだと往年のイタリア映画を連想する映画ファンがいるので、(ぽっぽや)まで入れてほしかったと思います。

「米原駅」は大動脈、東海道新幹線の駅なので知られているようです。ただし米原(まいばら)市の中の地名は「まいはら」と濁らないというのはそれほど知られていないと思うので、出題時の解説に記しました。合併前は「米原(まいはら)町」だったので、市名が駅名に合わせた、多分珍しい例です。

「白石蔵王駅」の「しろ」か「しら」かは「蔵王」の読みほどには知られていないのでしょう。解説で書いたように宮城県白石市は福島県と間違えられることがあるのですが、もしかしたら福島県白河市との混同があるのかもしれません。白石市には「白川」という地名があります。なお白石市名物の「温麵」は「うーめん」と読ませます。うーむ、ひらがなの長音のルビって珍しい。

「出水駅」に関しては、出題してすぐに出水平野の鳥インフルエンザ問題が発生してしまいました。出題者としては、隣の「川内駅」よりはニュース性はないけれど、冬の季節の話題ものにはなるという認識だったのですが、不幸な形でこちらも全国ニュースになってきました。拡散しないことを祈っています。
春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

当サイトの「読めますか?」をもとに、季節にちなむ言葉を厳選し加筆しました。

さまざまな文学作品が築いてきた味わい深い日本語の一端を紹介しています。

美しい季節の言葉を味わいたい方、間違えずに使いたい方におすすめです。

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