読めますか? テーマは〈宮家と宮司〉です。

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宮邸

答え
みやてい
(正解率 51%)

宮号を与えられた皇族の邸宅。秋篠宮、三笠宮、高円宮(たかまどのみや)邸など。高円宮家の次女典子さまが結婚で赤坂御用地の宮邸を離れる日が迫っている。

(2014年09月29日)

選択肢と回答割合

ぐうてい 17%
きゅうてい 32%
みやてい 51%


直宮

答え
じきみや
(正解率 68%)

天皇に最も近い宮家。昭和天皇の場合、弟の宮家である秩父宮、高松宮、三笠宮が直宮。今回結婚する典子さまの高円宮家は三笠宮崇仁さまの子憲仁さまが創設したが、直宮ではない。

(2014年09月30日)

選択肢と回答割合

じかみや 28%
じきみや 68%
ちょくえい 5%


華燭の典

答え
かしょくのてん
(正解率 86%)

結婚式の美称。身内については使わない。華燭とは華やかなともしびのこと。高円宮家の次女典子さまの華燭の典は10月5日に行われる。

(2014年10月01日)

選択肢と回答割合

かしょくのてん 86%
かじょくのでん 5%
かしょくののり 9%


千家家

答え
せんげけ
(正解率 62%)

代々出雲大社の宮司を務めてきた家。宮司以外では大正、昭和時代の詩人、千家元麿らが出ている。出雲大社は縁結びの神社として有名。その神職である千家国麿さんにも縁を授けたわけだ。

(2014年10月02日)

選択肢と回答割合

せんがけ 17%
せんけけ 22%
せんげけ 62%


権宮司

答え
ごんぐうじ
(正解率 85%)

「権」は「副」の意味。いわば副宮司で、出雲大社など限られた大きな神社に置かれるナンバーツーの職名。千家国麿さんは典子さまとの婚約発表時には出雲大社の祢宜(ねぎ)だったが、9月7日に権宮司に「昇進」した。

(2014年10月03日)

選択肢と回答割合

けんぐうじ 6%
ごんくうじ 9%
ごんぐうじ 85%


◇結果とテーマの解説

(2014年10月12日)

by モンキチ
この週は「宮家と宮司」。高円宮家の典子さまと出雲大社の「権宮司」の「華燭の典」にちなんだ出題です。

お二人の結婚の記事でも「宮邸」の語が出てきましたが、今回最も正解率が低くなりました。「きゅうてい」を選んだ人が多いのは別語「宮廷」と混同したか、または皇居が昔「宮城(きゅうじょう)」といわれたことの類推ではないでしょうか。実は手近の代表的な辞書数冊見たところ、この語を載せる辞書は見当たりませんでした。おそらく「高円宮邸」などの固有名詞が付いた語の略なので「宮邸」単独では辞書に載せるべき言葉とみなされなかったのでしょう。しかし単独でもよく使われますので、採録する辞書があってもおかしくないと思います。

いまほとんど使われない「直宮」の方が正解率が高いというのは皮肉です。ただこれは3択で一番ありそうという判断かもしれません。なお、常用漢字表の「直」の読みには「じき」はあっても「じか」はありません。

「華燭の典」の「燭」も常用漢字ではないため、毎日新聞用語集などでは「結婚式」に言い換えるよう示しています。そのせいとも思えませんが、結婚情報サービスのオーエムエムジーのかつての調査では、20代の男女で「華燭の典」を読めたのは13.5%、正確に意味がわかった人はわずか5%という結果が出たそうです。なぜか、首都圏に比べ阪神圏のほうが認知度が約2倍でした。そういえば独身時代、関西の知人に昔「華燭の典はいつ?」と冗談で聞かれたのを思い出しました。それはともかく、この漢字テストは85%。漢字クイズの挑戦者はある程度漢字に詳しいことがあるでしょうが、20代ではまだそれほど結婚式に縁がなかった人も、長ずるにしたがってこの言葉に接する機会が増えるのかもしれません。

「千家家」は62%。「千家」は大辞林によると「せんけ」とも読むので、「せんけけ」という選択肢は不適切だったかもしれません。ただ、歴史的にはともかく今回典子さまが嫁いだのは「せんげけ」というのは、ニュースやワイドショーで繰り返されていたので、もう少し高い数字になるかと思っていました。

「権宮司」の権は「権化」などに使われますが、神職の「権」は「副」の意味。権宮司を置くのは出雲大社など限られます。高い正解率になったのは、その職名を知っている人が多いためかというと、違うのではないかという気がします。しかし「権宮司」は知らなくても「権祢宜(ごんねぎ)」は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。類推はしやすかったと思われます。

さて、典子さまの華燭の典を伝える記事で「古式豊かに」という表現を久しぶりに見ました。「古式ゆかしく」が適切なので直しました。宮邸の「宮」からお宮の「宮」へ住まいが変わっても、古式にのっとった行事とは縁が切れないのでしょうね。ともあれお幸せに。
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