読めますか? テーマは〈海女の収穫物〉です。

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海胆

答え
うに
(正解率 60%)

棘皮(きょくひ)動物の一つ。「雲丹」「海栗」とも書く。雲丹の字は加工された食品名として用いられることが多い。NHK「あまちゃん」のオープニングで浮遊している。

(2013年07月16日)

選択肢と回答割合

うに 60%
なまこ 32%
みる 8%


答え
あわび
(正解率 95%)

巻き貝の一種。「鰒」とも書く。殻が二枚貝の片側だけのように見えるので、片思いのたとえに用いられ「磯の鮑の片思い」ということわざもある。そういえばNHK「あまちゃん」の登場人物の恋愛は片思いが多い。

(2013年07月17日)

選択肢と回答割合

あわび 95%
ほたて 2%
ほや 3%


尻高

答え
しったか
(正解率 34%)

別名バテイラ(馬蹄螺)。巻き貝の一種。ゆでて食用にするが、別の用途としては海水の水槽に入れると藻を食べてくれるので掃除の手間が省ける。

(2013年07月18日)

選択肢と回答割合

しゃこ 64%
しったか 34%
ぶり 2%


栄螺

答え
さざえ
(正解率 89%)

巻き貝の一種。貝殻がこぶし状なので「拳螺」とも書く。「海女の投げくれし栄螺を土産とす」(加藤三七子)。ちなみに「サザエさん」は広辞苑、日本国語大辞典などが載せている。

(2013年07月19日)

選択肢と回答割合

ごうな 1%
さざえ 89%
ぼら 10%


◇結果とテーマの解説

(2013年07月28日)

この週は「海の日」にちなみ、というかNHK「あまちゃん」にちなみ「海女の収穫物」がテーマでした。

今さらですけど、「あまちゃん」の主人公「天野」の名は「海女」とかけているのでしょうね。天と海女は語源上も深い関わりがあるようです。

中西進「ひらがなでよめばわかる日本語」(新潮文庫)によると、「昔は、海のことも『あめ』あるいは『あま』といいました。鮑(あわび)など、魚介類を獲(と)る人を『あま(海人・海女・海士)』というのは、この名残です」「古代の人は天も雨も、そして海までも全部、一つのものだと考えていましたが、『あめ』が指し示す原初のものは、『天』だったのではないかと思います」ということです。

さて正解率ですが、「鮑」が最も高い数字になりました。新聞などでは片仮名が普通ですが、おすし屋さんなどで漢字にもなじんでいるせいでしょうか。新聞表記といえば、アワビに限りませんが「活アワビ」などの「活」をどう読むのかは校閲の悩みの種です。「かつ」なら何の問題もないのですが、「いき」なら常用漢字表にのっとれば「生きアワビ」にしなければなりません。個人的にはこの表記は、のたうち回るさまを思い浮かべるせいか生々しすぎる印象があります。

次に「栄螺」の89%。この漢字、よく知られていたのですね。いや、もしかしたら、誤りの選択肢がまずかったのかもしれませんが。

「海胆」はその点、「なまこ」にひっかかる人が比較的多かったようです。「なまこ」は海鼠と書きます。

最も難しかったのは「尻高」。出題者も最近初めて知った生き物ですから、知られていないのは無理もありません。あるおすし屋さんで、水槽の壁にくっついている貝類をみて、店員に「あれトコブシでしょ」と知ったかぶりをして妻が聞きました。「違います」と教えられたのが、シッタカ。食べてもいいのですが、水槽につく藻を食べてくれるので入れているとのことでした。

このおすし屋さんでは、箸の紙袋に魚の絵と漢字が書かれていて、それだけでも漢字の勉強になるのですが、こうして店の人と会話すると、思わぬ知識が得られますね。
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