読めますか? テーマは〈武道〉です。

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先鋒

答え
せんぽう
(正解率 95%)

戦いで先陣を切る者を指す。「鋒」は矛先、切っ先を意味する漢字。柔道や剣道、相撲などの団体戦では、最初に出る選手のことを指す。5人制の試合なら、以下「次鋒、中堅、副将、大将」と続く。

(2012年04月16日)

選択肢と回答割合

さきっぽ 1%
さきぼこ 4%
せんぽう 95%


蹲踞

答え
そんきょ
(正解率 83%)

爪先立ちでかかとの上に腰を下ろし、膝を開いて上体を正す姿勢。相撲や剣道の試合で、相対して礼をする際の姿勢と言えば分かりやすいか。蹲、踞ともに「うずくまる、しゃがむ」という意味を持つ漢字。「つくばい」と読めば茶庭の手水(ちょうず)鉢のことである。

(2012年04月17日)

選択肢と回答割合

すりあし 7%
そんきょ 83%
はばかり 10%


竹刀弦

答え
しないづる
(正解率 72%)

竹刀の先と柄(つか)の部分を結ぶ弦。「弦=つる」の読みは常用漢字表にある。「竹刀」は常用漢字表の「付表」に「しない」の読みが掲げられている。「撓(しな)い竹」からきた読み。なお金箔(きんぱく)を加工する際の道具「竹刀」は「ちくとう」と読む。

(2012年04月18日)

選択肢と回答割合

しないげん 22%
しないづる 72%
ちくとうげん 6%


薙刀

答え
なぎなた
(正解率 99%)

幅広の刀に長い柄を付けた武具。「長刀」という表記も。競技種目としては「なぎなた」とひらがな表記され、世界選手権大会も行われているが、国体では2015年から「隔年実施」される。ちなみに、「弁慶がな、ぎなたを振り回し」などと文章の区切りを誤ることを「ぎなた読み」と称する。

(2012年04月19日)

選択肢と回答割合

きじのお 0%
なぎなた 99%
はいとう 1%


正鵠

答え
せいこく
(正解率 82%)

「せいこう」とも読む。弓の的の中心にある黒点のこと。鵠はオオハクチョウを表す。「正鵠を射る」は核心を突く意の慣用句。なお、武道の中ではやはり柔道を選んだ中学が最も多いが、なぎなた、弓道を採用した学校も少数ながらある。

(2012年04月20日)

選択肢と回答割合

しょうこう 11%
せいかく 7%
せいこく 82%


◇結果とテーマの解説

(2012年04月29日)

この週は中学校で必修化された「武道」がテーマでした。

柔道、剣道、相撲、弓道、なぎなた、空手などから各学校が選ぶのですが、やはり一番多かったのは柔道で64%の学校が選びました。しかし柔道は児童・生徒の事故が相次いだことがクローズアップされています。

漢字のクイズもまずは柔道から、と思っていたのですが、意外に「これだ」というものがありませんでした。例えば「巴投げ」にしても簡単すぎるし、かといってほとんど知られていない技の名を出しても解説文で分かりやすく書くのは至難の業です。動画を使うのならともかく……。

また、柔道が由来で一般的になった言葉がないかとも思ったのですが「柔よく剛を制す」くらいしか見つかりません。国技ともいわれる柔道ですが、相撲や歌舞伎がいろんな言葉の語源になっているのに比べて、言葉の面ではまだまだ歴史も影響力も足りないのかもしれません。

それで、他競技とも共通する言葉として「先鋒」「蹲踞」、剣道から「竹刀弦」、マイナー競技から「薙刀」「正鵠」を選びました。

正解率のうち「薙刀」99%にはやや驚きました。難しいと思っていたわけではありませんが、競技名としては「なぎなた」とするなど平仮名表記が定着しているためです。ちなみにこれまでの当サイトでの漢字クイズの最高は「蚤」98%でした。

この週で最も低かったのは「竹刀弦」。実はこれ、同時期に毎日新聞の社会面に連載している「週刊漢字」ではただの「竹刀」でした。このネット版の回答者は手ごわいので簡単すぎると思い、微修正しました。それでも72%の正解率はさすがだと思いました。

「正鵠」82%も悪くない数字ですが、「正鵠を射る」で出題すると多分もっと上がったでしょう。なお辞書では「正鵠を得る」も併記しています。「的を得る」は誤用(「当を得る」との混用)とされているので、「正鵠を得る」も間違いのような気がします。しかし「本来は『正鵠を得る』」とする辞書もあるので、これは誤用ではありません。

武道と同じで、言葉の世界はまことに奥が深いですね。ともに精進しましょう。

春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

当サイトの「読めますか?」をもとに、季節にちなむ言葉を厳選し加筆しました。

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