読めますか? テーマは〈春風〉です。

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貝寄風

答え
かいよせ
(正解率 45%)

陰暦2月20日(陽暦3月12日=2012年)ごろに吹く西風。春の季語で、貝を浜に寄せる風を意味する。「貝寄」という表記もあるが、歳時記は「貝寄風」で「かいよせ」とするものが多い。

(2012年03月12日)

選択肢と割合

かいよせ 45%
べいごま 16%
ほっき 39%


春風駘蕩

答え
しゅんぷうたいとう
(正解率 95%)

春風が穏やかに吹く様子。人の性格の形容にも用いられる。春の風は実際は穏やかなものとは限らず、春一番など突風や暴風も多いが、俳句などで春風あるいは春の風といえばそよそよ吹くものと決まっているようだ。

(2012年03月13日)

選択肢と割合

しゅんぷうおうよう 2%
しゅんぷうたいとう 95%
はるかぜたいよう 2%


東風

答え
こち
(正解率 90%)

春に東から吹いてくる風。もちろん「ひがしかぜ」「とうふう」とも読むが、菅原道真の和歌「東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」(「春な忘れそ」とも)で使われた「こち」という古語も有名。道真が九州に左遷されるときに詠んだという。なお、沖縄県に東風平(こちんだ)という地名がある。

(2012年03月14日)

選択肢と割合

おろし 5%
こち 90%
はえ 5%


春疾風

答え
はるはやて
(正解率 79%)

春に吹く突風。疾風は音読みで「しっぷう」だが、和語で風のことを「て」または「ち」といった。東北新幹線「はやて」に使われているように、速さを表す言葉として親しまれている。「水戸黄門」の由美かおるさんの役名も「疾風のお娟(えん)」だった。

(2012年03月15日)

選択肢と回答割合

はるあらし 11%
はるばしり 10%
はるはやて 79%


彼岸西風

答え
ひがんにし
(正解率 25%)

涅槃西風(ねはんにし)ともいう。春の彼岸のころ吹く西風のことで、春の季語。歌手・布施明さんの昨年3月の公式サイトにこうあった。「福島第一原発の陸から太平洋に吹く風である。彼等を守る <彼岸西風> が、そよと吹く事を祈って止まない」

(2012年03月16日)

選択肢と回答割合

ねはんかぜ 19%
ひがんさいふう 56%
ひがんにし 25%


◇結果とテーマの解説

(2012年03月24日)

この週のテーマは「春風」でした。

そろそろ春一番が吹く頃かなと思っていたのですが、結局関東、東海、近畿では吹きませんでしたね。

さて、「東風(こち)」は以前ツイッターで「難読語」として挙げたところ、「難読語といえるのでしょうか。ほとんどの人は了解済みでは」という疑問が返ってきました。では漢字クイズで出題してみようと思ったわけです。

結果は正解率90%。やはりほとんどの人が了解済みでした。ただし、この漢字クイズの挑戦者はある程度漢字に自信のある人が多いようですので、一般的にはやや差し引いたほうがいいかもしれません。

「東風」はともかく「貝寄風」「彼岸西風」はあまりなじみがない季語だったようです。

俳句の世界では漢字に「風」があっても読ませない季語が多いですね。「春北風」は「はるきた」または「はるならい」と読むそうです。

ちなみに「南風」は夏の季語で、読みは……まあ、いつか漢字クイズに出すかもしれませんし、控えましょう。

今年はまだまだ冷たい北風が吹くことが多いですので、どうぞ風邪などにお気を付けください。

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