読めますか? テーマは〈森鷗外「舞姫」より〉です。

スポンサーリンク

胸臆

答え
きょうおく
(正解率 40%)

臆は胸のこと。臆も常用漢字になった。「舞姫」で「余が胸臆を開いて物語りし」と出てくる。「胸臆を開く」とは胸の内をすっかり話すこと。「舞姫」で鷗外は自分の胸臆を開いたのだろうか。2012年は鷗外生誕150年。

(2012年02月06日)

選択肢と割合

きょうおく 40%
きょうだ 10%
むなさわぎ 50%


答え
うなじ
(正解率 53%)

首の後ろ、襟首のこと。「我眼(まなこ)はこのうつむきたる少女の顫(ふる)ふ項にのみ注がれたり」。「舞姫」で主人公がエリスに多分一目ぼれしてしまった瞬間である。エリスのモデルは鷗外を追ってドイツから来日したことが知られているが、その正体は2011年になっても新説が発表されるなど諸説ある。

(2012年02月07日)

選択肢と割合

うなじ 53%
おとがい 25%
ぺーじ 22%


委しい

答え
くわしい
(正解率 49%)

「舞姫」での文例は「ああ、委くここに写さんも要なけれど」。エリスと「離れがたき中となりしはこの折」という場面だ。「くわしく」の漢字は常用漢字表では「詳しく」しかない。ただ求人広告でおなじみの「委細面談」から、委の字に「くわしい」という意味があることはうかがえる。

(2012年02月08日)

選択肢と割合

くわしい 49%
ただしい 21%
めめしい 30%


堆い

答え
うずたかい
(正解率 64%)

盛り上がって高いさま。「舞姫」では、エリスが妊娠して襁褓(むつき=おむつのこと)を用意する場面で「白き『レエス』などを堆く積み上げたれば」とある。なお「うず高い」という表記は、認めている辞書もあり必ずしも誤字とはいえないが、「堆い」が一般的。ただし毎日新聞では仮名書きにする。「堆」の字は「タイ」の音読みのみで常用漢字に入った。

(2012年02月09日)

選択肢と割合

うずたかい 64%
おさない 4%
つたない 32%


拉し去る

答え
らっしさる
(正解率 39%)

連れ去ること。「拉致」と同じ意味。「舞姫」では「任務(つとめ)は忽地(たちまち)に余を拉し去りて」と記される。仕事がたちまち自分を連れ去って、結局エリスを捨てるに至るのである。自分の責任を仕事のせいにしているとも受け取れる表現だ。拉は「ラ」の音読みで常用漢字になった。

(2012年02月10日)

選択肢と割合

けしさる 44%
らっしさる 39%
りっしさる 16%


春は曙光、夏は短夜 季節のうつろう言葉たち

当サイトの「読めますか?」をもとに、季節にちなむ言葉を厳選し加筆しました。

さまざまな文学作品が築いてきた味わい深い日本語の一端を紹介しています。

美しい季節の言葉を味わいたい方、間違えずに使いたい方におすすめです。

フォローすると最新情報が届きます

Twitter