読めますか? テーマは〈終戦時の新聞から〉です。

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畏き

答え
かしこき
(正解率 36%)

おそれ多いこと。1945年8月15日の毎日新聞の1面縦見出し「時局収拾に畏き詔書(しょうしょ)を賜(たま)ふ」より。「聖断拝し大東亜戦終結」の横見出しの下に終戦の詔書全文がある(原文は旧字体)。詔書は8月14日付。畏の字は2010年に「イ」「おそ(れる)」の音訓で常用漢字になった。

(2011年08月15日)

選択肢と割合

うやうやしき 9%
おののき 55%
かしこき 36%


仮令

答え
たとい
(正解率 51%)

「たとえ」「けりょう」とも。ある条件を設定し、それでも変わらないことを表す。1945年8月16日の毎日新聞1面見出し「仮令苦難の道も」(原文は旧字体)より。「縦令」「縦」「設」などいろいろな表記があるが、「例え……しても」は誤字といえる。

(2011年08月16日)

選択肢と割合

かりょう 35%
たとい 51%
もし 14%


天に冲す

答え
てんにちゅうす
(正解率 75%)

空高く上がること。1945年8月17日の毎日新聞1面見出し「天に冲す白色の火焔(かえん)」より。脇見出しは「敵搭乗員が語る広島の惨状」(原文は旧字体)。冲は沖と実質的に同じ字なので今は常用漢字「沖」が使われる。ただし、江戸期の画家・伊藤若冲(じゃくちゅう)など固有名詞では今も使われている。

(2011年08月17日)

選択肢と割合

てんにおきす 5%
てんにちんす 20%
てんにちゅうす 75%


廿年

答え
にじゅうねん
(正解率 81%)

廿は二十と同じ。1945年8月18日の毎日新聞2面の記事の一節「きつと耐へ抜きます、きつと頑張り抜きます、十年のち、廿年のち、いかに辛苦の道が續(つづ)かうとも……」より。記者の地の文である。「万感一時に五体に沸きかへり記者はたゞ頭を垂れ、殿下の御車のあとを、宮居のあたりををろがみ奉つたのである」と結ばれる(「をろがみ」は新仮名で「おろがみ」。「拝み」と同じ)。

(2011年08月18日)

選択肢と割合

かんねん 10%
にじゅうねん 81%
はたとし 9%


殖す

答え
ふやす
(正解率 72%)

「増やす」と同じ意味。1945年8月19日毎日新聞で、千石興太郎新農商務相の発言として「この際一番必要な問題は耕地を殖すことである」とある。「せまい耕地から多くの収穫をあげるには農地を集約的に使ふのだ」(原文は旧字体)。常用漢字表では「殖やす」という送り仮名になっている。「殖やす」と「増やす」の使い分けは難しいが、今では「増やす」とするところだ。

(2011年08月19日)

選択肢と割合

おこす 18%
たがやす 10%
ふやす 72%


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