校閲は、少しでも知っておくと日常生活のどこかで必ず役立ちます。「必要な心構え」「校閲記者のチェックポイント」「誤りやすい表現」「似た言葉の使い分け」「漢字で書くか、ひらがなで書くか」。今度はさらに実践と解説に力を入れ、広く生かせる講座を準備しています。

プロフィル
植松厚太郎(うえまつ・こうたろう) 毎日新聞社校閲センター大阪グループ主任。千葉県出身。東京大学文学部日本語日本文学(国文学)専修課程卒業後、2010年に校閲記者として入社。以降、一貫して校閲畑を歩む。就職活動中に校閲という仕事を知り、地味ながらも丁寧にことばと向き合う世界にひかれ志望。趣味は小さな劇場での演劇鑑賞。たまにこっそり自分でも脚本・演出を手掛けている。職場で出会った妻と1男1女を育てており、家では専らひらがなと格闘中。

 

 昨年10月、オンラインの校閲講座で講師を務めました。前半は講義、後半はダミー記事を用いた実践という構成で、日々の作業で得た経験や知識を時間の許す限りお伝えしました。「校閲に必要な心構えとは」「校閲記者のチェックポイント」「誤りやすい表現」「よく似た言葉の使い分け」「これは漢字で書くべきか、ひらがなで書くべきか」などなど――。資料作りから講義、参加者の皆さんの質問にお答えするまでの過程を通じて、私も勉強させていただきました。

 

 さて、2月にまた講座を担当することになりました。受講時間が2時間から2時間半になり(休憩はしっかり取ります。私が持ちません)、前回は駆け足になったところもゆっくりお話しできると思います。ダミー記事はもちろん全て新しく作っていきます。数を増やして、いくつかは「宿題」という形で事前に解いてきていただくことを検討しています。

 今回、主に経験者の方や一度講座を受講された方が対象とご案内していますが、これは講義の時間をできるだけ短くし、実践や解説中心の講座とするためです。校閲に関する基本的な説明は割愛する予定です。とはいえ、校閲とは結局「文章をチェックすること」の一言に尽きますから、それさえ分かっていれば、初めての方でも実際に手を動かしながら感触をつかんでいただけるのではと思っています。敷居が高いと感じず、お気軽にご参加ください(この「敷居が高い」、どう思いますか?)。

 校閲は、少しでも知っておくと日常生活のどこかで必ず役立ちます。「新聞校閲」には独特なルールもあります。その世界の一端に触れていただきつつ、広く生かせるような講座にできるよう準備しています。皆さんのご参加をお待ちしています。

【植松厚太郎】

 

実例で学ぶ 「新聞校閲」オンライン講座

次回は2月23日(祝)の10:30~13:00、受講料は3850円です。日本全国、世界中どこからでも受けられます。

今回は主に経験者の方や一度講座を受講された方を対象に、新聞校閲の豊富な実例を紹介し、実践を通じて校閲のコツについて考えます。

毎日新聞の校閲記者によるオンライン講座は前回多数のご参加をいただき大変好評です。

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