記事の書き手と読み手の間の立場である校閲記者。今は目の前の原稿を無事送り出すことで手いっぱいですが、書き手が伝えたいことは何か、読み手はどう受け取るかなど、いろいろな人の立場に立って言葉と向き合えるようになっていきたいです。 #校閲1年生 私の名前は「映」と書いて「ハユ」と読むのですが、小さい頃から初対面の人に名前の漢字を見せると「エイさん……?」と言われることがほとんどでした。「映」という漢字は映画、映像などといった熟語として音読みで登場することが圧倒的に多く、「映える」という使われ方は少なかったからでしょうか。

 ところが最近「インスタ映(ば)え」という言葉の流行からか、正しく読んでもらえることが増えたように感じます。ことばや漢字に人々が持つ印象というのは流動的であり、何かをきっかけに大きく変化することもあるのだと気づかされました。

毎日新聞用語集より

 

 用語の使い分けなど覚えることの多さに日々圧倒されていますが、決まりごとを目の前の原稿にあてはめるだけが校閲ではない、とも実感しつつあります。大切なのは「正しくわかりやすい記事を届ける」ことであり、一つ一つの「ことば」に対する人々の感じ方の変化にも敏感でありたいと思っています。

【久野映】

初めて校閲の仕事に就いた入社1年目の校閲記者が感じていることを書きました。
#校閲1年生

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