「アカペラ男性合唱団」「イランの最高指導者ハメネイ氏」「裁判所は懸命な判断を」……これらには一見、意味が通じてしまいそうな同音異義語の間違いがあります。あるべき表現を意識していないと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。

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ダンセイ合唱


「ダンセイ合唱」は「男性」ではなく「男声」が正解。

確かに歌うのは男性でしょうが、後ろに「合唱」と続く場合は、声楽でテノール、バリトン、バスといった男性が歌う音域のパートのこと。

女性だけで歌うのは「女声合唱」で、男性と女性が一緒に歌うのは「混声合唱」です。

敬称のシ


宗教指導者の敬称として「師」が使われるケースがあります。

よく出てくるのは宗教的権威でもあるイランの指導者ですが、読みが一般的な敬称の「氏」と同じ「し」なので、誤変換されてしまい気づきにくいことも。

ケンメイな判断


懸命は「力を尽くして頑張るさま。命がけ。精一杯」(大辞林)。命がけは少々大げさですが、力を尽くした公平な判断を裁判所に期待したいのはもちろんです。

しかし係争中の一方の当事者が裁判所に対し「ケンメイな判断を」という場合は、「賢くて、道理にかなっている」(同)という意味の「賢明」で、自分の主張に沿った判断を求めているのが普通でしょう。

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