以前、スポーツ面で読んだサッカーの原稿に「新井場のフリースローを遠藤がフリーで受け、クロスボールをマルキーニョスが頭で合わせ、2点目が入った」という文章がありました。最初はすっと読んでしまったのですが、やっぱり何かおかしいと感じます。改めて読み直してみると、サッカーなのに「フリースロー」とあるではありませんか!

フリースローは、バスケットボールやハンドボールで反則を受けた時に与えられるもので、サッカーではフリーキックのはずだと思い、運動部のデスクに確認しました。すると答えはフリーキックでもなく「スローイン」。フリーキックとスローインが記者の頭の中でごちゃ混ぜになってしまい、フリースローと書いてしまったようでした。

この件では、サッカーというメジャーな競技だったのですぐにおかしいと気づくことができたのですが、新聞のスポーツ面で扱う競技は、野球、サッカーといったメジャーな競技だけではありません。馬術や近代五種といった比較的マイナーな競技も合わせて、ざっと数えただけでも30以上はあります。さらに、今年の7~8月には4年に1度のスポーツの祭典、夏のオリンピックがロンドンで開かれます。ロンドン五輪の競技種目は26競技302種目もあります。

実施される全競技のルールや選手に精通し、間違いがあった時にはさっと指摘できれば言うことなしですが、実際は、資料とにらめっこしたり、パソコンで検索したりしながら限られた時間の中で必死に校閲することになるはずです。けれども五輪は参加する選手たちの最高のプレーを目にすることができる素晴らしい機会です。そんな選手たちの活躍を間違いのない紙面で皆さんの元へお届けできるように努力していきます。

【新野信】

 

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